三千院 復元截金‏


平成18年 日本画家 馬場良治先生の依頼を頂きました。
往生極楽院の柱と曼荼羅の壁画部分に截金の痕跡があったということでした。

平安当時に使用されていた、手打ちの金箔を、使用しました。
機械打ちの金箔より薄く扱いが難しく時間がかかりました。

糊で、壁画の絵の具が浮いてくるので、素早く截金を施しました。

驚いたのは、柱に施された石畳模様に押された金箔も、
曼荼羅に描かれた線の太さも均一ではなく、
おおらかな印象を受け、それが壁画全体を柔らかなものにしていると、感じました。

大原三千院円融蔵で、船底型天井画を実物大で再現されています

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